特別教授
北川 進 理事(研究推進担当)・副学長 / 特別教授
工学博士(京都大学)。近畿大学理工学部助教授、東京都立大学理学部教授、京都大学工学研究科教授を経て、iCeMS拠点長(平成25年~令和5年)、高等研究院副院長(平成28年~平成30年、令和2年~令和6年)を務める。平成29年より高等研究院特別教授、令和6年より京都大学の理事・副学長(研究推進担当)。
ナノサイズの穴を多数持つ「多孔性」物質を開発。地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸着する新素材の開発や医療への応用が期待される。
平成22年 トムソン・ロイター引用栄誉賞、平成28年 日本学士院賞、平成29年 ソルベイ未来化学賞、令和元年 日本学士院会員、令和5年英国王立協会外国人会員。
森 重文 院長 / 特別教授
理学博士(京都大学)。京都大学理学部助手、名古屋大学理学部講師、同助教授・教授、京都大学数理解析研究所教授を経て、平成28年より現職。
平成2年には「3次元代数多様体における極小モデルの存在証明」により国際数学者会議においてフィールズ賞を受賞。この賞は数学分野のノーベル賞と言われる。
平成2年 アメリカ数学会コール賞、フィールズ賞、文化功労者、平成10年 日本学士院会員、平成27-30年 国際数学連合総裁、令和3年 文化勲章。
本庶 佑 副院長 / 特別教授
医学博士(京都大学)。大阪大学医学部教授、京都大学医学部教授を経て、平成29年より高等研究院特別教授、平成30年より現職。
抗原記憶を抗体遺伝子に刻む分子「AID」を発見し、ワクチン効果の分子生物学的原理を解明した。免疫細胞の働きを抑制する分子「PD-1」を発見し、PD-1抗体を使った新たな癌免疫療法を開発した。この治療法はすでに肺癌を含め6種類の癌で世界的に承認されている。
平成17年 日本学士院会員、平成24年 ロベルト・コッホ賞、平成25年 文化勲章、平成26年 唐奨、平成28年 京都賞、平成30年 ノーベル生理学・医学賞。
森 和俊 副院長 / 特別教授
薬学博士(京都大学)。岐阜薬科大学助手、テキサス大学博士後研究員、エイチ・エス・ピー研究所副主任・主任研究員、京都大学生命科学研究科助教授、京都大学理学研究科教授を経て、令和6年より現職。
小胞体ストレス応答分野の開拓者として知られる。
平成21年 カナダガードナー国際賞、平成26年 アルバート・ラスカー基礎医学研究賞、平成28年 恩賜賞・日本学士院賞、平成29年 ブレークスルー賞生命科学分野、平成30年 文化功労者
招聘特別教授
金出 武雄 招聘特別教授
工学博士(京都大学)。京都大学工学部助手、同助教授、カーネギーメロン大学准教授、同教授、同ワイタカー冠教授、同ワイタカー冠全学教授を経て、令和5年より同創始者記念全学教授。
コンピュータビジョンの基礎理論構築に貢献するのみならず、自動運転を含むそのロボティクスへの革新的な応用技術を次々に創出し、長きに渡りこの分野の発展を牽引し続ける。
平成9年 米国工学アカデミー外国特別会員、平成20年 ベンジャミン・フランクリン・メダル・バウアー賞、平成28年 京都賞、平成29年 米国電気電子学会創始者記念メダル、令和元年 文化功労者、令和2年 日本学士院会員。
iCeMS拠点長
上杉 志成 教授 / iCeMS拠点長
薬学博士(京都大学)。ハーバード大学研究員、ベイラー医科大学助教授、同准教授を経て、平成17年より京都大学化学研究所教授、平成25年よりiCeMS副拠点長、令和5年より現職。
ケミカルバイオロジーを専門とする。上杉教授らは、ヒトの細胞における基本的なプロセスを調節する又は分析するユニークな有機分子の発見や設計を行ってきた。特に、ケミカルバイオロジーと材料科学の概念を組み合わせて、細胞生物学や医療への応用に新たな道を切り拓くことに関心を抱いている。
平成18年 東京テクノフォーラム21ゴールドメダル賞、平成23年 日本薬学会学術振興賞、German Innovation Award Gottfried Wagener Prize (1st Prize)、平成29年 市村学術賞。
ASHBi 拠点長
斎藤通紀 教授 / ASHBi 拠点⻑
医学博士(京都大学)。理化学研究所発生・再生科学総合研究センター チームリーダー、京都大学大学院医学研究科教授を経て、平成30年 ASHBi 設置より現職。
生命の根源である生殖細胞の発生機構を解明し、それを試験管内で再構成する研究を推進、生殖細胞におけるゲノム・エピゲノム制御機構とその進化を研究している。
平成28年 武田医学賞、令和2年 朝日賞、上原賞、恩賜賞・日本学士院賞、国際幹細胞学会(ISSCR)Momentum Award、欧州分子生物学機構 (EMBO) Associate Member。